黒王丸の自生地であるチリのアンデス山脈と太平洋の間にあるアタカマ砂漠は、世界でもっとも乾燥した砂漠と言われており、40年もの間、雨がまったく降らなかった地域もあるそうです。「霧の水分で生きている」「数年に一度降る雨で生きている」とも言われる黒王丸。その不可解な生態はマジックリアリズムの物語の一部のようで、心惹かれるものがあります。他のサボテンにある一種の「呑気さ」を取り去ったようなストイックな佇まいが、黒王丸を孤高の存在として際立たせています。
黒王丸の育て方に関しては諸説あるようです。水やりに関しては、霧吹きだけで状態を保っているという人もあれば、接ぎ木は普通に水をやっていいという人もいるし、どうすればいいか分かりません。さらに、肌を白くするには日照が必要と言っている人がいれば、日焼けしやすいという話も聞きますし、白肌に関しては湿気が必要だという意見もあります。結局よく分からない、というのが正直な結論なのですが、「水やりに関しては辛め」ということで間違いはないはずです。日光も強すぎないほうがいいでしょう。
少なくとも自分は、水やりは普通のサボテンよりの半分程度の頻度で、日照はある程度遮光し、こまめにシリンジもしようと思います。耐寒性もよく分からないので、とりあえず春までは室内に置いておく予定です。
しかし考えてみると、仕事の合間に園芸店に寄ったときには、結構な高確率で何らかの植物を買っている気がしますね。
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