2015年1月24日土曜日

ビカクシダ・ビフルカツム / Platycerium Bifurcatum 成長記録・その1

ビカクシダの成長記録です。「コウモリラン」の札で買ったものなので確証はないんだけど、おそらくビフルカツムでしょう。初めて手に入れたビカクシダなので、わりと思い入れがあります。

2014年1月13日

渋谷の外れにある園芸店で1500円程度で買いました。当時は大きくて値段が高いものしか見当たらなかったので、小さな苔玉を見つけて衝動買いです。その後、いろんなところで頻繁に見かけるようになるのですが、まあ仕方ない。2つの株が一緒についていました。


2014年3月23日

春を待ってコルク樹皮に板付け。1つだけだとコルクに対して小さすぎる気がして、2つとも板付けしてみました。今見ると奇妙な姿ですね。ちなみにコルクは東急ハンズで購入しました。
2つの株は強引にブチブチ言わせて引きちぎりました。相当根を傷めたと思います。


2014年5月12日

やはり根がかなり痛んでいたのでしょう。
絶好の成長シーズンで2ヶ月近く経つのに、まるで動いていない!


2014年6月21日

ちなみに、もう1個の株はこんな風に枝につけました。どこかの山に行ったときに拾ってきた枝です。後日、この苗は友人の手に渡ることになります。


2014年7月10日

その後、何となく普通の杉板に付け替えました。そのときに少しだけ水苔を足しています。ずっと動きがなかったのですが、ある日急に貯水葉が生えてきました。
3月に板付けしたから、ここまで約4ヶ月。長かった。


2014年7月26日

と思ったら貯水葉ばかり出てくる。


2014年8月20日

まだまだ出てくる。貯水葉の邪魔をしていた胞子葉はトリミングしました。


2014年9月12日

良い感じに貯水葉が揃いました。それでも貯水葉が出てくる。5枚か6枚連続で出てきて、その間、胞子葉は一枚も出てこない。
貯水葉と胞子葉の成長サイクルはキッパリと分かれているようですね。


2015年1月10日

貯水葉の動きが止まってしばらくすると、今度は胞子葉が出てきました。待望の胞子葉のターンです。年始の寒波のせいか貯水葉が急に茶色くなったので、この時点から部屋の中に取り込みました。


2015年1月24日

そして、今の状態。今度は胞子葉がぐんぐん伸びてきています。もっと切れ込みが深くて長い胞子葉になってほしい。
遮光して水多め・肥料多めだと胞子葉が長くなるのかなと想像しています。


板付してからの沈黙期間が長かったので、スタートがずいぶんと遅れてしまったように感じます。しかし、一度動き始めてからの勢いはすさまじいものがありました。
今年はしっかりと動き続けてほしいと切に願います。

2015年1月21日水曜日

Tillandsia Ionantha "Rubra", "Fuego", "Mexico"

冬はサボテンも多肉も動きがないですね。暇と言えば暇です。水もほとんど遣りませんし、眺める以外にやることがないわけですから。

そういう背景があってか、最近はチランジアに興味が移っています。といっても、冬だし、チランジアも大概動かないんですけど。

特にイオナンタに絞っていくつか集めるのも面白いかなと思って、ひとまず3種手に入れました。すべて普及種ばかり。


イオナンタ・ルブラ。実はこれは二代目。以前、会社の同僚からとても小さな子株をもらったのですが、すぐに枯らしてしまいました。「昼間に水やりをしない」という覚え方をしていおて、思いっきり夏の直射日光に当ててしまっていました。調子が悪いと思ったらソーキングもしていました。そりゃ枯れるわ。


イオナンタ・フエゴ。オザキフラワーパークにて購入。普通です。


イオナンタ・メキシコ。プロトリーフにて購入。これも特筆することはありません。

ところでチランジアに関しては、これまでいくつか枯らしてきた経験があります。つい先日の正月にも、屋外に置いていたイオナンタ2つを寒波に当てて枯らしてしまいました。

去年、ベルゲリとアエラントスが屋外で問題なく越冬したので、丈夫と言われているイオナンタなら行けるんじゃないかと考えてしまいました。甘かったです。

夏の暑さ・冬の寒さに気をつけるというのは、当たり前すぎることではありますが、正しく理解することは難しい。本やネットで情報を仕入れることも大切ですが、体験を通じて学ぶのが一番身になりますね。

2015年1月10日土曜日

黒王丸 / Copiapoa Cinerea

サボテン収集の熱はある程度落ち着いてきたけれど、それでも憧れ続けていたサボテン。それがコピアポアの黒王丸です。

黒王丸の自生地であるチリのアンデス山脈と太平洋の間にあるアタカマ砂漠は、世界でもっとも乾燥した砂漠と言われており、40年もの間、雨がまったく降らなかった地域もあるそうです。「霧の水分で生きている」「数年に一度降る雨で生きている」とも言われる黒王丸。その不可解な生態はマジックリアリズムの物語の一部のようで、心惹かれるものがあります。他のサボテンにある一種の「呑気さ」を取り去ったようなストイックな佇まいが、黒王丸を孤高の存在として際立たせています。



仕事の合間に立ち寄ったオザキフラワーパークで、黒王丸を発見して購入してしまいました。接ぎ下ろしとはいえ形は悪くなく、、さらに新春セールで2割引きになるらしいので、衝動的に購入です。


黒王丸の育て方に関しては諸説あるようです。水やりに関しては、霧吹きだけで状態を保っているという人もあれば、接ぎ木は普通に水をやっていいという人もいるし、どうすればいいか分かりません。さらに、肌を白くするには日照が必要と言っている人がいれば、日焼けしやすいという話も聞きますし、白肌に関しては湿気が必要だという意見もあります。結局よく分からない、というのが正直な結論なのですが、「水やりに関しては辛め」ということで間違いはないはずです。日光も強すぎないほうがいいでしょう。

少なくとも自分は、水やりは普通のサボテンよりの半分程度の頻度で、日照はある程度遮光し、こまめにシリンジもしようと思います。耐寒性もよく分からないので、とりあえず春までは室内に置いておく予定です。

しかし考えてみると、仕事の合間に園芸店に寄ったときには、結構な高確率で何らかの植物を買っている気がしますね。