2014年8月27日水曜日

Phyllanthus Mirabilis(フィランサス・ミラビリス)

渋谷のネペンテスで手に入れたフィランサス・ミラビリス。時期を正確には記憶していませんが、一年以上前のことだったと思います。当初は葉や茎が貧弱で、もともとこういう植物かと考えていたのですが、今年の春以降から勢い良く成長し、一年前とはまるで異なる印象の姿に変貌を遂げました。






冬こそ葉を落とし休眠したものの、新芽が生えてきた春以降は雨の入るベランダに放置。梅雨の間も外に置いたままでしたが、何ら調子を崩すことはなく、元気に葉を繁らせました。

初春に植え替えたのですが、既に細かい根が鉢裏や土の表面まで飛び出ています。鉢が小さかったのかもしれません。大きな鉢に植え替えれば、塊根部分も太ってくれるのでしょうか。

2014年8月26日火曜日

Tylecodon Reticulatus '万物想'

8月もまもなく終わり。油蝉の死骸を見つけることも多くなりました。暑さの一番の盛りは既に通り過ぎ、どことなく秋の気配すら漂っているような気がします。

夏は冬型の植物にとって休眠の時代。和名で「万物想」と名付けられたtylecodon reticulatusは、7月頃から丸々とした肉厚の葉を落とし、今もなお深い眠りの中にいます。

「枯れ木も山の賑わい」という言葉がありますが、まさに夏の万物想にとって適切な表現であるように思えます。枯れた花序が、荒涼とした木肌に賑わいを与える。万物想独自の世界観を存分に味わうには、「枯れ木」の存在が欠かせません。


このブログではアガベを中心に紹介しようと考えていましたが、当然アガベ以外の植物も所有しているわけで、これからは他の植物も取り上げていきたいと思います。